▲ 正 面
▲ 浴 室
▲ ロビー
▲ 玄 関
▲ 大広間
▲ 広 間
▲ 客 室
客室は大、中、小とニーズに合わせた10室を用意しています。男女別の大浴場もいつでもご利用していただけます。(無料)
景観は春から夏にかけては新緑ですし、秋はもみじなどの紅葉がお楽しみいただけます。
全体的にはゆったりとした昔風の料理旅館です。
ごゆっくりおくつろぎ下さい。
接客もそのお部屋の担当が最後までおもてなしをいたします。
■ 寺内町の景観
誕生した頃の寺内町は、外周に土塁を巡らせ堀割もありました。
4か所ある町の出入り口にはそれぞれ木戸門が構えられ、夜間は閉ざされて治安を守っていました。町は興正寺を中心に整然と並ぶ六筋七町(後に六筋八町)で、宅地や畠などが計画的に配置されました。
広さは東西約400メートル、南北約350メートルで現在の富田林町にほぼ相当します。
この整然とした町割の区画は今もほぼ元の姿をとどめており、辻角のあて曲げや用心堀、今も断片的に残る土居跡に昔日の面影がうかがえます。
■ 近代化と寺内町
明治時代、富田林は南河内の中心でした。
郡役所や警察署が古市から移転し鉄道や国道も開通しました。
寺内町の旧家から見つかった当時の写真乾板には、自転車レースやビリヤード、卓球を楽しむ人々、バイオリンを弾く女性の姿などが残されており、町の人々が新しい時代の文化をいち早く取り入れていたことがわかります。
しかし、人の流れはしだいに寺内町から駅前へ移り、地主の多くは大戦後の農地改革により農地を手放し、さらに自動車の普及により町は次第に華やかさを失い、大都市近郊の静かな衛星都市へと変わっていきました。
ビリヤードを楽しむ人々(葛原正氏蔵)